Saikoro stool

ラタンからのインスピレーション

1957年、岡本太郎氏が山川ラタン（東京・大森）に赴いた折、その場でデザインを起こし制作。そして山川譲氏が製品化し、販売されたスツールです。復刻に至る製作監修は山川氏が行っています。
当時を知る山川氏は「職人の作業の様子を暫く観察しているうちにインスピレーションを得、一気にこのデザインを書いた」岡本太郎氏の様子をそう語っています。興味深いのは、生涯において全て木（籐）を使用し製作販売された氏の商品はこのサイコロ椅子以外には存在しないという事。藤（ラタン）の持つ温かみ・独特の生命力あふれるラインに魅了された事はいうまでもありません。

2011年は岡本太郎生誕100周年であり、「GLOCAL STANDARD PRODUCTS（グローカルスタンダードプロダクツ）」のサイコロ椅子は「100周年記念復刻商品」として認定されています。

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